コーリニアアンテナの改良
先週ADS-B受信用コーリニアアンテナを作ったが良いアンテナを作成すると画面で実感できるという魅力に負け改良することにした
改良前のnanoVNA計測
まずは先週作成のコーリニアアンテナを計測
波がありSWRは1078MHzで1.14なのでずれているようだがnanoVNAが1000MHz以上では不安定なので正確とは言えない
改良内容
※)参考元
先端をGPにする → 実際はGP化は止め参考元通りとした
エレメントを6段から14段 → 同軸コーリニア研究会様の制作マニュアルによると多段化で利得は得られるが打ち上げ角が狭く低くなるらしい
今回も前回同様に同軸の差込方式としたが何故か接触不良が多く何度も作り直しとなり苦労した
収納パイプ
全長が1500㎜を超えるので2000㎜の塩ビパイプを加工
出力側はT字の塩ビを使って横から取り出し下方には塩ビを繋いで土台のバーにするつもりだった(ベランダの手すりに付けるつもりが合わなくて現状は断念)
最終的に1800㎜程となる(現在は簡易設置)
改良後のnanoVNA計測
今度はSWRが1110MHzで1.06なので上側にずれたようだ
ADS-B受信結果
dump1090にて受信範囲が広がったことは認識
今回はRTL1090V2でも試してみた
関空は無理だったが,松山は範囲に入り広島,山口まで受信可能になったようだ
ただし打ち上げ角が低くなった分,四国山脈が近いため(目の前が1000超えの山だし)南側の高知は厳しい → 北方へ傾けるか別のアンテナを併用かな
更なる改良
- アンテナ直下に受信サーバを設置 → アンテナから受信器までの距離が長く1090MHzだとケーブルのゲインダウンが大きいと考えられる
- アンテナの傾きを調整
- BPF,LNAの導入
NOAAの件が止まっていることもあり,実装しそうなのはNOAAと併用できそうな受信サーバの設置位かな