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2021年12月の記事は以下のとおりです。

Lメーターを作る(続き)

Lメーター作製の続き,しばらく休日が無かったので空き時間をコツコツ使ってようやく完成

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当初,完成型の「Arduino Pro Mini」を使おうかと考えていたが,サイズ(幅)が広く開けていたスペースでは配置が上手くいかなかったので「ATMega328P」にした
表示もコンパクトサイズのOLEDを採用

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裏の半田面の接続を最適化すると予定していたOLEDが上下逆なった(ユニバーサル基板実装では良くあるw)

ハードウェア

(発振部)

前回まで作製し試行確認していたコンパレーターで構成したフランクリン発振

リファレンスコンデンサーは精度の良い物が望ましいが,多少の誤差は問題なさそうなので5%の積層セラミックを使用

L-Meter_Osc.png

(周波数計測部)

AVRを使用した周波数カウンター

L-Meter_Freq.png

  • S1は発振部と連動
  • リセットは実装していない
ソフトウェア

UNOでテスト中,sprintf()が浮動小数点を実装していないので確認やデバックで嵌った

IMG_20211218_173728.jpg

スケッチ)(tab4,LF,SJISにしている)

Uncompatinoでスケッチを書き込んで完了

IMG_20211221_194530.jpg

操作手順

①電源投入後,両端子を接続して(順不同で)2つのキャリブレーションを行う

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②ボタンを押して基本周波数を得る

IMG_20211219_162907.jpg

③SWを切替,ボタンを押してリファレンスコンデンサを接続した周波数を得る

IMG_20211219_162920.jpg

④計測可能となる

IMG_20211219_162942.jpg

キャリブレーションは順不同で何度行っても構わない(最後に得た値が使用される)

動作検証

IMG_20211219_165427.jpgIMG_20211219_165403.jpg

(左)手巻きの5μH(右)手巻きの1.1μH

公称(μH) 自作 DM6243 LC100-A クラップ発振 フランクリン発振
1000(製品) 923.0 960 802.9
680(製品) 518.0 549 442.6
470(製品) 381.9 410 320.2
220(製品) 196.0 214 157.8
100(製品) 90.0 103 68.37 92.49
47(製品) 41.4 52 27.76 42.05
10(製品) 9.2 15 4.362 9.23
5(手巻) 4.6 10 2.018 5 4.78
1.1(手巻) 1.1 6 0.437 1.5 1.26
0.4①(手巻) 0.376 × 0.095 0.78 0.455
0.4②(手巻) 0.369 × 0.143 0.81 0.464
0.3(手巻) 0.256 × 0.093 0.69 0.385
  • クラップ発振とフランクリン発振は周波数カウンタ(PLJ-8LED-C)で計測して算出
  • ×は仕様上計測不可,-は未計測
評価
  • かなり良い結果となり満足(最初から作製すれば良かった)
  • 裏側がむき出しで手が触れると異常となるのでカバーが必要
追記

(2021.12.21追加)

ケースを3Dプリンタで作製(C基板汎用で使える裏蓋とした)

IMG_20211221_210444.jpg

基板をセット,ぴったし入ったのでネジ止めは不要(改良の余地はありそう・・・)

IMG_20211221_210743.jpg

表カバーは当面なしだが,透明板が良さそうだ

AQM1602Y-RN-GBW

パーツを整理していたら使い忘れていた「AQM1602Y-RN-GBW」が出てきた

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コンパクトサイズの16x2文字LCD,しかも端子が1/10インチピッチという扱い易さで購入していたのだが,もっとコンパクトで直ぐI2Cで接続できるOLEDが手に入ったため忘れ去られていた

OLEDはビットマップなので,テキスト表示だけならばLCDの方がプログラムおよびサイズを軽くすることができるメリットがある

問題は本体の状態のままでは使えないことで,この際なので使えるようにしておこうと思う

まず,これまで使用した「AQM1602XA-RN-GBW」「AQM0802A-RN-GBW」「AQM0802A-FLW-GBW」と異なる点で3.3Vのみということ

添付資料ではMAX.3.5Vなので気を付けないと5Vで使うと飛ぶことになる

CCI_20211207_001.png

I2Cとして接続するために添付資料の回路図を参考に変換基板を作る

CCI_20211207_002.png

1/10インチピッチのユニバーサル基板(8x6穴)を使い,以下のように配置を考案

CCI_20211207_003.png

早速,作った(コンデンサは表面実装品)

IMG_20211207_201526.jpgIMG_20211207_201536.jpg

LCD本体は熱に弱いので最後に付けた

IMG_20211207_202656.jpg

IMG_20211207_202707.jpg

表示確認して完了

IMG_20211207_214243.jpg

表示ライブラリはコマンドが「AQM1602XA-RN-GBW」と少し異なるようなので今回は専用を追加作製(後に共通化する予定)

Lメーターを作る

nHオーダーのインダクタンスを計測しようとして手持ちのLCテスターでは範囲外なのに気付き,クラップ発振回路で計測や購入したLCメーターLC100-Aで試したが上手くいかない

本来の目的とは異なる横道のため簡単に済ませるつもりが,正確な装置があっても良いということと面白くなってきたので自作を試してみることにした

作製するものはキャパシタンス計測はLCテスターで問題ないのでインダクタンスのみ計測できるLメーターにする

原理は,https://www.zea.jp/audio/lcm/lcm_01.htm を参考にした

問題となるのが発振回路で正弦波を作っていたのを(要はデジタルの方が簡単ということで)矩形波にする

いろんなサイトを参考に調べたところ,コンパレータIC「LM311」を使ったものか,アンバッファインバーター「74HCU04」を使ったものがある

どちらも手持ちにないので困ったが「LM393」でも大丈夫だろうと試行してみたところ問題なく発振できた

WS_202111202_01.png

低周波数だと綺麗な矩形波が出る

IMG_20211202_140805.jpg

1MHz位になると波形は崩れるが問題はない

IMG_20211202_141305.jpg

ここでL1とC3を変更して最高周波数を調整する

計測するコイルのインダクタンスの値により計測周波数が下がることになるので,周波数カウンタの最大と精度により計測できる範囲が決まるためである

実際,調整したのはL1で,47μH(616kHz~1MHz),100μH(436~767kHz),330μH(416~237kHz),10μH(高周波数すぎる)1mH(低周波数すぎる)と試行してみて100μHを選択

IMG_20211202_162726.jpg

周波数カウンタがあるので,この状態でもCalcと組み合わせて正確なインダクタンスを算出することができる

WS_202111202_02.png

基板化し更にAVRで周波数カウンタを追加できればとスペースを考えて配置

IMG_20211203_200008.jpg

周波数カウンタは,http://arms22.blog91.fc2.com/blog-entry-244.html を参考に「Arduino Frequency Counter Library」を利用

サンプルを動作させてみて問題ないことを確認

IMG_20211204_200024.jpg

矩形波でないと動作しないとのことなのでオシロで確認してみると矩形波のように見えるので大丈夫そうだ

IMG_20211203_195940.jpg

実際に確認してみると精度も問題ない

IMG_20211203_200325.jpg

後は考えているUIをプログラミングして完成となる

下肢閉塞性動脈硬化症

  • 2021/12/01 11:00
  • カテゴリー:未分類

難しい病名だが,ようするに脚の動脈の途中が詰まり足に血液が流れにくくなる症状(静脈の場合は別名)

11/30にカテーテル治療し完治(中なので)しようとしている(29日入院,1日退院)

折角体験したので辛かったところなど記載する

カテーテル治療はカテーテルと呼ばれる細い管を腕か脚の血管から通し狭くなった血管を風船で膨らませステントで補強する治療法で手術自体は辛いものではない

  • 麻酔はカテーテルを挿入する部分だけ(その挿入部分の血管が痛いけど)
  • 手術中の痛みなど苦痛があれば伝えられる
  • 手術時間は1時間程(拙者の場合は1.5H)
  • 麻酔がないため意識もあり自由であるけど体は動かせない(動かすのはまずいと思う)
  • 手術台は狭い(1人乗る幅しかない)
  • 周りは最先端の装置ばかり(血管をCT投影しながらの手術なので理解できる,イージス艦の様なレーダーが2つ円で迫ってくる→3Dのためだね)

術後,拙者の場合,腕からカテーテルを入れたので腕の血管の止血を行うことになる

この時,使用される止血器が辛い

IMG_20211130_182616.jpg

圧を掛けて出血しないようにするのだが指先に血が流れないため手が冷たくなり腕が利かなくなる

段々と出血具合を診て圧を下げていくので(人によるが)1時間位で大丈夫の場合が多いらしい(だが)

拙者の場合,止血具合が進行せず,結果的に約20時間止血器をつけっぱなしとなる(当然ながらまともに眠れない事態に)

IMG_20211201_072241.jpg

約20時間後,止血器が取れたが血糊が凄く,腕はまったく動かせない程になっていた

2時間後には痛みはあるものの(なんとか)動くようになり車の運転はできたので自宅へ戻る(ATじゃないと無理だったかな)

1日経過後,痛みは残るが自由には動かせる程度,内出血は(今に消えるけど)まだある

IMG_20211202_192926.jpg

(内出血は12/20頃ようやく消え,痛みもほとんどなくなる)

以下は初期から経過など

初期症状

症状がに気付いたのが2か月前で,3Fまで階段を昇ろうとして足の異変に気付く

若くないので階段を昇ると辛いのは誰もが同じであるが息切れするのではなく脚が重くなり股や腰に痛みが生じた

腰でも悪くしたのかと当初は思いつつ,月一で薬を処方していただいている内科で伺ってみると血管閉塞の疑いがありABI検査を行い,左足に問題ありが判明し大病院にて血管検査を指示された

ABI検査:両手両足首に血圧計を巻き四肢の血圧を同時に測り,ABI(足関節上腕血圧比)とPWV(脈波伝播速度)を測定

血管異常でも解決しない症状があることから整形でも確認したところ左足の神経圧迫が椎間板で起きている判明(こちらはリハビリテーションで痛みを和らげるしかないようだ)

外科治療

紹介された(行きつけの大病院の)外科で治療

CTにて(造影剤)血管検査し3D映像で見せてもらったところ腰あたりの左足血管の途中で詰まりが判明

詰まっている場所や進行によって治療が異なる旨の説明を受けた

  • 人工血管で繋ぐ手術
  • 血管のバイパス手術
  • カテーテル治療(手術ではある)

CT画像の確認と追加のエコー検査にてカテーテル治療が可能であることが判る

カテーテル治療以外は外科となり切る手術が必要で回復まで日数が掛かる

これがひと月前となる

そして,カテーテル治療日は病院側や医師の都合もあり治療日は11/30となる

内科治療

血管治療のCT検査であったのだが,なんと大腸のポリープが見つかる

急遽,内科へ通知され内視鏡による検査を行う(この時,本心それなりの覚悟があった・・・)

11/4 大腸内視鏡にて2つのポリープの切除(1個は20mm以上あった)

後日・・・悪性でないことを通知される・・・生きたね(ってホント思った)

カテーテル治療まで

治療まで辛い日が続く(実際,段々と辛くなる)

  • 歩行にて(階段昇降では急速)
  • 脚が動かなくなり痛くなる→2,3分で回復
  • 更に歩行すると足の付け根あたりや腰が痛くなる→回復に5分位掛かる
  • それでも更に歩行すると腰の中が猛烈に痛くなる→こうなると口も利けない位の痛さでと暫く回復しない

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