良く利用しているI2C接続LCDのAQM1602XA-RN-GBWは16×2表示でコストパフォーマンスに優れてるが基板の中央等に載せるとその大きさで他のボタンなどと干渉し配置を悩まされることがある
そこで8×2表示のAQM0802A-FLW-GBW(バックライト付き)をAQM0802A-RN-GBWにバックライトが付いただけだと思って購入
資料を比べても異なるのはバックライトのみだったので同じように使えるはず
またAQM1602XA-RN-GBWと表示文字数は異なるが表示用DDRAMは内部で同じなのでライブラリ等の修正は必要ない
しかしピンのピッチはAQM0802A-RN-GBWと同じ1.5だがバックライト用のピンがあるので同じ変換基板は利用できないしAQM1602XA-RN-GBW用はピッチが1.27でピン配置も異なり不可
つまり取付用の変換基板は作製しなければならない
2.54や2.0の基板では厳しいので64×64の1.27ピッチ基板を試すと挿せるがパーツを載せるのが表面実装品でないと大変そうだ
そこで1.27から2.54の変換基板を利用する
10ピン変換なので1ピン余るため中央を外し5,4ピンに分けた
そして出力ピンをAQM1602XA-RN-GBWと同じにしてパーツを載せる(少しは配置を考えたつもりだが汚い)
早速テストしてみると
載せる方向が思っていたのと上下逆だった(逆にすれば使えるので問題はない)
次に深刻な問題として1行目は表示されるが2行目が表示されていない
そして1行目が表示されていたためソフトの問題だと思い込んでしまって一週間も嵌ることになる・・・
- コントラストを何度も調整したり
- 仕様書を眺めまわしソフト的な制御を変更したり
- I2Cアドレスを確認したり
- 3.3Vでないとダメなのかと試してみたり
- ネットで同様の問題はないか検索したり
色々と考え試したが解決しない
で,ようやく休日を迎えたので別のAQM0802A-FLW-GBWをブレッドボード上で試してみると2行目が表示されてしまった
つ・ま・り・・・ハードの問題だったのだ(元々不良だったのか基板に載せる際に壊したのかは不明)
今度はLCDの方向とパーツの配置を考えて作り直し(またも美しくないが)正常動作を確認
(備考)
- LCDのピン付近は熱に弱いので注意(半田付けで熱を逃さないと簡単に溶ける)
- バックライトは5Vでの動作も考え51Ωを入れた
- 1ピンは使用しないので変換基板に8ピンを上手く割り振れば他のパーツの配置が良くなるかもしれない
- 仕様では3.3V用となっているが(コントラスト設定時の)昇圧指定を無くせば5Vでも使える
(参考)16×2での表示