アイスト制御に馴染めないのでアイストキャンセルできるようにした
Nシリーズではアイストキャンセルボタンなどはなく,ECONモードをOFFにするとアイスト制御されないようにはなるがエコモードでの走行もできなくなるため,ECONモードONでアイストキャンセルしたかった
そこで「ECONモードONのままアイストキャンセル」や「アイストのみキャンセル」で検索
すると先人様の情報を得ることができたので参考にして実装
(仕組み)
- アイストしない条件の1つとしてボンネットが開いているというのがある
- ボンネットには開閉センサー(スイッチ)があり,このスイッチを取り外すとアイストしなくなる
- しかしボンネットが開いた状態ではキーロックした際,簡易セキュリティが動作しなくなる(走行は可能)
- そこでエンジン動作時と停止時で開閉スイッチの状態を動的に変更しアイストを制御する
尚,アイストしないとエコで無くなるだろうと思う人もいるかもしれないが,余程の渋滞でもない限りアイストでの燃費の影響はなく逆にアイストするために専用バッテリーの交換(廃棄)という周期が短くなることが懸念される(使用済み鉛蓄電池の処分は廃棄物処理法(環境省)により適切な処理が必要)
更にアイスト制御で
- 右折待ち停車毎に止まる
- 毎日バック駐車する前に止まる
- 駐車するため停止すると止まりパーキングでエンジン始動
- 冬は止まると(気温で再始動はされるが)寒い
という事態が発生するのには馴染めなかった
実装基板の改造
アイストキャンセルのための回路はドラレコの電源(DCDC)基板に実装してある
一度取り付けたが不足分の機能とケースに入れるため取り外した
(改造内容)
- 車載用のスイッチが手に入らなかったためスライドスイッチをケースに付けた
- アイストストップON時が判るようにLEDを取り付けた
- アクセサリー電源とアイスト用ケーブルの(再)結線
電源とボンネットセンサーのあるコネクタ
赤枠部が電源(コネクタとヒューズ),青枠がボンネット開閉スイッチのケーブルがあるコネクタ
ボンネット開閉スイッチケーブル
青枠のコネクタを引き抜く(他のコネクタも外さないと困難だった)
下側の右から5番目のピンにボンネット開閉スイッチのケーブルが接続されている
(当然ながら)予めケーブルが正しいかを確認する
確実な検証ならボンネットのスイッチ部との導通を確認すべきだが,車体との導通確認で十分なのでテスターで導通試験しながらボンネットを開閉してみる
確認できたので切断してギボシ端子を付けようとしたがケーブルが短いためケーブルを延長することに
困ったことにケーブル接続用の圧着端子がなかったので半田付けして熱圧縮チューブでシールド
コネクターを戻し,全ての接続を終え動作確認
結果
後期のN-WGNターボカスタムで異常もなくアイストキャンセルできた
ボンネット開閉チェック処理のタイミング等で問題が発生してもおかしくないのだけどリレーでの制御は問題ないようだ
(電子スイッチにするつもりを反応は遅くなるが実績あるリレー制御にしたのは正解だったのかもしれない)
アイストキャンセルのためのスイッチは付けているがエンジン始動後に切り替えることはできないことを情報で得ている
なので,ON/OFFの切り替えはエンジンを止めてから実行する必要がある
実装基板を入れたケースは良い場所がまだ見つからないので運転席下のトレーに置いてある