なんちゃって百葉箱の改善2と計画
単純なシステムだが多くの要素があり結構楽しめる
太陽電池
バッテリ充電のための太陽電池出力が不十分なため,秋月で購入した太陽電池モジュール1.15WSY-M1.15Wを使うことにした(おそらくオーバースペックとなると思うが余裕無しよりは良いかと考え採用)
この太陽電池モジュールは最大で約200mAを5Vで出力することができる
使用しているリポバッテリを充電すると電流が181mAとなるのでバッテリの損傷がない程度の電流であることを確認
太陽電池モジュールの面積が現状の100均で集合した物より大きいため付替えという訳にはいかない
一体型より分離型にしたほうが融通が利きそうなので取付を分けることにし
写真立てと棚の金具を利用して組み上げた
水が入らないようにコーキング処理して取付
(没案)
太陽電池パネルを太陽追跡で動かせば効率がアップするのではないかと考えてみた
追跡方法案1:影を追って太陽追跡する
追跡方法案2:日時で太陽の向きを計算して追跡する
上下左右の可動はステッピングモータを使用
等を考えてみたが実際に太陽電池を傾けてみても差ほど発電量が変わらなかったので今回は没とした
このくらいのサイズの太陽電池では経度(時間)に対する追跡は有効だが,緯度(日付)に対する追跡は効果が薄いようだ
尚,時間に対する追跡については,楽にメンテ可能な設置場所で日の出から日の入りまで日照のある場所が無かったので断念した
(運用結果)
日照があれば1時間で一日分の電力が補充できている
少々の曇り空でも問題ないようだ
消費電力結果
低消費に変更したスケッチで実験した結果
20日間(10/28~11/17)だった
35mAh×20で700mAhとなりバッテリー容量の830mAh位なので自己放電分を合わせて想定内と考えて良いだろう
強制通風筒型への改良
鉢皿の幅を広げて通気性を良くしたが,晴れの日はアメダスとの温度差は変わらなかった
百葉箱は空気の変動が自然によるためもともと気温が高くなるのだが,鉢皿によるなんちゃって百葉箱は内部の空間が狭いため熱が籠り気温の上昇が大きいようだ
流石に4℃は無視できる差ではないので強制通風筒型に新調する方向で考えることにした
しかし問題となるのが強制通風を実装するためのFANの電力である
最小であろうFANでも80mA,最小回転として30mAまで下げられたが初期動作は50mA必要
案1:24H動作は厳しいので50mAをPWMで減らす工夫が必要(PIN不足とスリープするので別コントロールとなる)
案2:計測前のみ動作させる
FANを動作させる時間の模索が必要となるが案2の方向で考えている
日照時間を追加したい
日照の定義は影ができる光力であるかどうかのことで光センサの出力値を実際に測定して模索することになる
日照0の時は雨センサで雨天かどうかの判定もできそうだ