インフォメーション

2009年02月 ブログ運用開始(玄箱,Web Diary Professional 使用)

2012年10月 ブログシステムをfreoに移行

2015年05月 サーバを「Cubieboard」に移行し運用開始

2018年10月20日 なんちゃって百葉箱(後に「な!百葉箱」と命名)の運用開始(HomeWeather)

2019年09月01日 な!百葉箱(第2版)運用開始

2023年03月04日 NOAA受信システムの運用開始

2024年06月09日 システムダウンにより新サーバにて復旧作業中(6/20現在も本Blogは更新不可)

2024年06月10日 サーバ移行開始(6/29復旧)

エントリー

XHDATA D-219 は面白いかも

  • 2025/01/14 20:19
  • カテゴリー:ラジオ

Amazonで見つけたXHDATAの廉価版ラジオなんだけど・・・

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何が面白いと思ったかというと

  • 安価な¥1,798(シルバー)
  • 感度が良い
  • デザイン良し(色はシルバーとのことなんだけど実際はクロームシルバーなのでかなり良い感じ)
  • 中身はDSPだけどインタフェースがアナログ(レガシーなのが良い)
  • 大きいSPではないが音が良い
  • コンパクトで軽く,筐体の強度もありそう

つまりは値段の割に良品ということ

中身

分解して中身を観ようと思ったら,ネットで確認できたので実施は別の機会とする

  • DSPは「Silicon Labs Si4825」でSiliconでも安価な下位チップであるが悪いものではない
  • チューニングはVRなのでアナログの可変電圧
  • SWのバンド切替は抵抗による電圧切替のようだ
  • チューニング画面は100kHz単位/5㎜なので選局は無理がない
  • AMもキャリアに合わせてAFC的な制御を行っている感じがある
  • オーディオチップは「Silicore D2882」,DSPのオーディオ出力はモノラル
気になるところ
  • チューニングの針が斜めになっている(下の方が左)→ ネットで公開されている画像みると全部同じなのでわざとなのか?
  • 拙者の個体だけだと思うが一部筐体がに傷があった(たぶん製造過程で発生かと)

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  • 世界では日本より安価($100)で評価が高いらしい
  • 同じ環境でラジオNIKKEIと台北国際放送での受信を確認したところ,感度は以下の同じようなラジオよりも良かった

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他の映像

(箱)

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(バックパネル)

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AD9834を使ってSGを作製

なかなか思うようにいかなかったが完成(ケース未塗装)

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9740kHzに合わせて台北国際放送を受信

基本部

実験でAD9834とディスプレイのSDI接続を共存させるのが難しそうなので(直接制御なら可だけど)止めることにしたため,周波数表示は良いが状態表示を代行するものを実装しなければならなくなる

そこで周波数のアップダウンをレガシー的なアナログのロータリースイッチで行うことにした

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  • 周波数発生はAD9834
  • AD9834のコントロールは「Arduino Pro Mini V3.3」
  • 周波数の変更はロータリーエンコーダ
  • アップダウン周波数の変更はロータリースイッチで(1M/100k/10k/1kHz)とし,6接点あるので前後に455kHzと10MHz固定を割り当て

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(注)AD9834周辺はモジュール実装で省略

スケッチ(TAB4,SJIS)

周波数カウンタ

AD9834への周波数設定を表示すれば周波数カウンタは必要ないがDX555を真似た構成とした(結果,実際の出力を計測)

実験で上限22MHzまではカウントできるプリアンプを得たが下限が約500kHzだったので再度調整

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結果ダンピング抵抗を追加して解決

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変調用信号

アナログは苦手なのでネットで情報を仕入れて「ツインT形正弦波発振回路」を構成

ss20250113_03.png

楽器の調整基準は430Hzあたりで,無線(というか放送)では666Hzだったと記憶していて設定したが,最後にはDX555と同じ600Hzにした(周波数はRV3で調整可能)

変調回路

問題はここだった,振幅変調なんて簡単と思っていたところ思い通りいかなくて試行を繰り返すことになる

(注)変調(モジュレータ)って加算だったのですね,乗算がミキサ(つまり周波数の足し引きになる)なんだそうです(日本では逆で教えていたとのこと)

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手前が信号発生,奥がコレクタ接地による混合変調だが結果が得られなくて嵌る

実は入力信号が弱くて駄目だったようで入力をデジタルで作ってVpp5Vで試してみたら問題なく変調結果が得られた

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そこで前段を設けるとか試行したが綺麗な波形がでない

どうしたものかと悩んでいたところ,DBMで変調できるとネットで知ってSA612Aがあるので試すと(いろいろやらないと駄目だろうと思っていたのだが)すんなり変調できた

ss20250113_02.png

入力は約Vpp200~400mVあれば良いようだ

出力はVpp700mVくらいになるので0dBってことか

調整と計測

(消費電力)

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5V,40~50mA位の省電力

(600Hz信号)

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MA176mV,Vpp340mV

(SG10MHz直接出力)

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MA122mV,Vpp236mV

(SG10MHz変調信号なしSA612A出力)

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MA68mV,Vpp132mV

(SG10MHz変調600HzSA612A出力)

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MA480mV,Vpp940mV

外観

(前面)

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(後面)

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(中身)

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その他

DX555にように入力を切替て周波数カウンタモードにすることもできるが現状は未実装

アナログは難しいけど,無線通信の中心はまだアナログであること

  • メディア(CDやDVD)は,アナログーデジタルーアナログ(記録はデジタルだけど入出力はアナログ)
  • 有線通信は,デジタルーデジタル(PCからPCはデジタルになった)
  • 無線通信は,デジタルーアナログーデジタル(空中ではアナログ)

SG作製のための試行実験

SG(シグナルジェネレータ)を作製しようと購入していた「AD9834DDSモジュール」と「周波数カウンターキット」を使うために実験

AD9834.jpgDkit.jpg

AD9834DDSモジュール

arduinoでコントロールすることにしてUNOと接続し簡単に動作確認してみる

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UNOとの接続はSDI

CLK: ⑬SCK(H/W)

SDA:⑪MOSI(H/W)

FSY:CSは⑩ピンを使用(LOWで選択)

電源は+5(モジュール上で3.3Vにしている)

当初,アナログ出力をオシロスコープで計測できなかったため,ボードが異常かと思い基板上の半田をやり直してみたが変化なし

実は出力レベルが小さくてオシロスコープのAutoボタンでは検出できなかっただけで手動で電圧レベルを変更したら計測できたので問題なかったことが判る

IMG_20241216_144218.jpg

後で確認したところ10MHz時20mVしかない,更に周波数が上がると低下する

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周波数を操作するためロータリーエンコーダを接続しSDI接続のディスプレイを接続

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しかし,ディスプレイの表示がU8g2ライブラリでDDSモジュールのSDI制御と被ってしまい操作不能となったため断念

周波数カウンターキット

SGを作製するにあたり,懐かしきミズホ通信「DX-555」が欲しかったので見映えをマネしたいと思って7セグLED表示のキットを購入しておいた

キットを作製(2台)すると1台が動作不良で,調査したところ1つはスルーホールの接触不良,2つ目はPIC用のクロック調整であまり綺麗な発振でなかったがトリマーの操作で動作はするようになった

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①電源ジャックの合う規格のアダプタがないため電源はピンから供給するが,ジャック挿入時にGNDラインが接続させるようになっているので結線

②ケース設置時ピンが前面では邪魔になるので裏に向けて接続(ブレッドボードでも扱いやすくなる)

③測定入力用のGNDピンは基板のパターンになく接続されてないので隣のパーツのGNDに接続

④外部入力時に影響するので水晶測定用のコンデンサを外す(ついでにソケットも外した)

このキットは安価であるが入力をPICに直入れているのでTTLレベル(5V)でないと測定できないため感度を上げるアンプが必要となる

2SC1815を使って1石で増幅させてみたのだけど・・・どうも上手く動作させれないため宮甚商店さんの回路を参考に測定できるようにした

Dkit_AMP.png

(注)デジタル計測にした時にOUT前のカップリングコンデンサを削除

1MHzまで出力できる簡易SGで入力を最低(約50mV)にして確認

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周波数アップに向けて改良

AD9834DDSモジュールと接続してみたところ12.4MHz位までは測定でき,水晶測定用のコンデンサを外すと14.6MHzまで可能になる

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できれば30MHz,少なくとも21MHz位までは測定できるようにならないかパーツを調整してみたり別回路も設計して試してみたが上手くいかない

アンプの電圧を上げればいけると思うのだけど,5Vに執着していて最終手段として9Vにすることも視野に入れるかと思っていた時,計測はデジタル出力を使えばいいじゃない

ってことに気付きAD9834DDSモジュール側のスケッチを調整

AD9834の日本語版説明書が判りにくく英語版を兼用してなんとか理解して実験してみる

10MHz出力

①CMD_OPBITEN=1でSIGN BIT OUTをイネーブルにしただけ

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これでデジタル出力がONになるが周波数が半分となる

②CMD_DIV2=1にして分周なしにする

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デフォルトだと分周されるので分周しないようにONにするとアナログ(サイン波)と同じ周波数での出力となった

③CMD_SIGNPIB=1を②に追加してコンパレータ使用

IMG_20241228_105907.jpg

説明ではコンパレータを通すことにより方形波になるとの事だが変化がないことが判る

出力はTTLレベルになるようなネットの情報もあったが,どうやらそうでもなくVpp340mVってところであった.

しかたないのでデジタル出力でもアンプを通して計測することにしたところ20~21MHzまで計測可能になったので良しとする

以下はデジタル出力を周波数カウンタ表示しながらアナログ出力をオシロスコープで計測している(10~20MHzへ100kHz単位でアップさせて確認したところ)

IMG_20241228_120053.jpg

尚,デジタル出力をONにするとアナログ出力も若干アップするようで見え難いがVpp84mV(DIV50mV)となっている

tinySA(スペクトラムアナライザ)で10MHz時の出力を確認

IMG_20241228_121939.jpg

最大が10MHzで低調波と高調波が確認できる

サイン波出力のみだが出力レベルの変更もできるようにしたいかな

現時点の確認用スケッチ(TAB4,SJIS)

還暦ラジオに魅せられて作製してみる(その4)

ケースがようやくできた

厚みが抑えきれなくて手には収まるサイズではあるが,正確に56x32x84(W・D・H)である

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まず3Dプリンタで積層が上手くいかなくて隙間が開いたり簡単に取れてしまう現象が発生したため,強化するのに構造変更や外壁を2㎜にするなど何度もやり直しする羽目になる

以下が残骸・・・

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しかし,これは単に3Dプリンタのメンテナンス不足というか不備であったためで,ノズルなどを交換して問題は無くなった(気付くのが遅すぎ)

IMG_20241213_151635.jpgIMG_20241213_151650.jpg

現在はPLAで組立てているが最終的にABSで印刷したい(冬季のABS印刷はいろいろ大変なので先の話かな)

ノブキャップはTPUで印刷してシャフトにはめ込んでいる

IMG_20241213_172457.jpgIMG_20241213_172506.jpg

右サイドに隙間があるのはスピーカーのケーブルが収納できるスペースが確保できてないせいで,少し基板の設置位置を下げることでスピーカーの下となる基板の上に余裕ができ解決する見込みである(一応は無理にでも押え込めば隙間はなくなる)

尚,フィラメントは例のクロームシルバーなんだけど,いつのまにか銀は消えて単なる灰色のフィラメントになってしまっている(銀色は時間経過で消えてしまうのか)

スピーカーも手前で2個にしたかいもあり,音量もそこそこになった

中身は還暦ラジオ風ってことで,ほど遠い物だけど,これで終了

(追加:2024.12.14)

IMG_20241214_095110.jpg

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