デサルフェータ―3号機(試験)
組み込む前に試験するためブレットボードに展開
各電圧確認
PWM出力しないようにしてバッテリーを接続し12Vと5Vの電圧を確認
PWMのON電圧(閾値)を確認するため電圧を12.0V~13.0Vまで可変したところ設定12.4でONにならず13.0VでもON/OFFを繰り返す現象が発生
大きな原因は基準電圧が安定してなかったからでLP2950の出力部をオシロで観ると赤LED点灯で右のように変動していた
出力部に47μFのケミコンを取り付け5.014Vで安定させた
またバッテリー電圧チェックのための分圧抵抗にも誤差があるので,12.0~13.0で分圧電圧を実測し誤差分をADCの結果に調整値として追加(必要なのは一部の電圧範囲なので割合ではなく単に誤差分+10した)
12.6V以上ではON,12.5VはON/OFF,12.4V以下でOFFとなることを確認
PWM出力
PWM出力波形をオシロで観たところ4.7kHzのONタイムが10μsで問題なし
リンギングの確認はとれてないが出力のパルスは出ているようだ
回路図
常時稼働用のスイッチも設け,最終は以下のとおりとなった
組み込み
ほぼ完成したので組み込むため基板化
今回はコンパクト化に挑戦し1・2号機のほぼ半分の面積にできた(空き部分はカットする)
動作確認すると1点回路接続ミスがあり燃えるところだった・・・
修正後に再度動作確認してみたところFET,C1(220μF),L1(47μH)の発熱が大きいことが発覚
車載時充電状態となる給電約14.5VだとL1が90℃を超えてしまった
ブレッドボード上では問題なかったので接触抵抗などにより状態が異なるのだろうと思われる
流石にこれではまずいので対策する
単に熱対策の冷却では根本的解決にならないのでONタイムを調整することにしオシロでデータを取得
最終的にONタイム10μsだったのを5μsにすることで解決
出力電圧は若干下がったがリンギング波形は綺麗になったようだ
10μs(改善前) | 5μs(改善後) |