新WebサーバのUPSを作製
- 2022/08/11 21:08
- カテゴリー:Nano Pi NEO, PC
バッテリーを購入して一箇月も掛かってしまった(時間の都合もあったが暑くてヤル気がでなかったのもある)
容量見積
まずはバッテリー容量(850mA×8)が十分かどうかの確認
左から起動時,アイドル時,ストレス時の電流値(12V)
概ね400mA位と考えて良い
バッテリー8本で9.6V(1.2V×8)でDCDC効率を50%としても(9.6×0.85×0.5)÷(12×0.4)=0.85なので51分位は持つ計算
電子負荷で確認
(電源供給時)
(バッテリー時)
(※)バッテリー時はUPS仕様上0.5V程電圧を降下させている
この時バッテリーの充電を別途で行っていたたため一度全放出させて実運転通りの充電(いたわりの58mA充電のため20時間程掛かる)を行って再確認したところ問題が発覚
実はLM317Lのドロップ電圧を小電流版ということで大したことないだろうと2Vなのを確認していなかった
そのため8本分の充電終止電圧11.2Vまで全く届かず(おそらく)50%位の充電に留まっていたと思われ500mA放電で10分位しか持たない
丸一日充電しても9.44Vにしかならない
対策
3つの対策を考案
①充電用に昇圧DCDCを追加する
②バッテリーを10本にして12V出力,昇圧DCDCを前段階に移動,出力段で12V安定化追加
③バッテリーの電圧を減らす(8本を6本の7.2Vにする)
概ね基板も完成しているので簡単な③を選択し容量不足なら単3型に変更する
バッテリー更新
折角なのでバッテリーを8本から6本に変更する際に物干しカバーが使える様に2段から1段に変更
ドライヤーで圧縮
電子負荷で再確認
(電源供給時)
(バッテリー時)
400mA前後で約24分位使用可能を確認
試運転
先ずは十分と考えケースに入れる(トレーだけど・・・蓋は後で考える)
これに本体を載せて使用する(見栄えは悪いが実用に耐えれば良いのだ)
もう1W前には完成していたのだけど最後の確認に手間取った
記録として
試運転する際に手間取った理由がサーバが起動しないという理由だった
コンソールで確認すると
・
[ OK ] Reached target Sockets.
[FAILED] Failed to start File Syste…7-84d1-41de-87a4-783116da0cc9.
See 'systemctl status "systemd-fsck@dev…\x2d783116da0cc9.service"' for details.
[DEPEND] Dependency failed for /media/mmcboot.
[DEPEND] Dependency failed for Local File Systems.
[DEPEND] Dependency failed for Mark… need to relabel after reboot.
[DEPEND] Dependency failed for /boot.
Starting Armbian leds state...
・
You are in emergency mode. After logging in, type "journalctl -xb" to view
system logs, "systemctl reboot" to reboot, "systemctl default" or "exit"
to boot into default mode.Give root password for maintenance
(or press Control-D to continue):
ファイルシステムの異常でrootファイルシステムと勘違いしてメンテ用mSDを作ってfsckしたが復旧しない
良く観ると実は起動用のmSDのファイルシステム異常であったことに気付く
上記の状態からシングルユーザーモードでログインして
# fsck /dev/mmcblk0p1
を実行して回復させた(-n オプションで確認した後,-y オプションが良い)
原因はUPSの確認で電源断させていたところタイミング悪くmSDを破壊したようだ