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WXtoImgのweather.txtが更新できない件

ADS-Bのアンテナを調整したせいでNOAAのアンテナに問題が起きてないか確認するためWXtoImgを起動した

ところがシステムアップによるOS再構築でWXtoImgも再インストールとなったこともあり初期設定してみたところエラーが発生する

①Options>Ground Station Locationの実行で位置の設定 → 問題なし

②File>Update Keplerの実行で通常行う衛星軌道スケジュールのDL → エラー発生

SS20220831_001.png

HTTPのエラーコード「301 Moved Permanently」は「ウェブサイトが恒久的に移転している」との事だが,つまりのところファイルが無いってこと

③File>Satellite Pass Listの実行で(①で設定した)現在地における衛星の到来スケジュール表示 → エラー発生

SS20220831_002.png

衛星軌道スケジュールがDLできなかったのためかNOAA18の情報が古いとエラーがでている

このまま「OK」の実行でスケジュールが表示されるものの時刻が実は異常である(時刻通り受信しておかしいことに気付いた)→ 正確には「こちら」に記載されていたスケジュールと照らし合わせて判明

SS20220831_003.png

これでは困るので調査

まずDLしようとしている衛星軌道スケジュールが「weather.txt」であることを突き止めた

そして「weather.txt」はWXtoImgのインストールでセットアップしたフォルダーに存在することが判り

SS20220831_004.png

WXtoImgのマニュアルにて「weather.txt」をDLして書き換えていることが判明(書き換えても良いということ)

そこで「weather.txt」がどこかに存在しないか探してみると以下の3か所にあった

  • http://www.shinetek.com.cn/eos_data/weather.txt
  • https://celestrak.org/norad/elements/weather.txt
  • http://www.wxinfo.ru/weather.txt

どれが最新か調べてないが「celestrak.org」の「weather.txt」を手動でDLしてWXtoImgのフォルダーに上書きした

File>Satellite Pass Listの実行によるエラーもなくなり時刻も問題なさそう

SS20220831_005.png

しばらくは手動で更新することになるかも(半年毎位で良いかな)

(追記:2022.9.1)

19:00過ぎだけどNOAA-19が側を通るので受信(kgaptで位置を確認)

SS20220901_001.png

近いので良好に受信できている

SS20220901_002.png

日没後のため「MSA multispectral analysis」による合成は無理だった

NOAA202209011011.jpg

左下に台風11号が写っている

コーリニアアンテナの改良

先週ADS-B受信用コーリニアアンテナを作ったが良いアンテナを作成すると画面で実感できるという魅力に負け改良することにした

改良前のnanoVNA計測

まずは先週作成のコーリニアアンテナを計測

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波がありSWRは1078MHzで1.14なのでずれているようだがnanoVNAが1000MHz以上では不安定なので正確とは言えない

改良内容

※)参考元

先端をGPにする → 実際はGP化は止め参考元通りとした

IMG_20220828_091340.jpg

エレメントを6段から14段 → 同軸コーリニア研究会様の制作マニュアルによると多段化で利得は得られるが打ち上げ角が狭く低くなるらしい

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今回も前回同様に同軸の差込方式としたが何故か接触不良が多く何度も作り直しとなり苦労した

収納パイプ

全長が1500㎜を超えるので2000㎜の塩ビパイプを加工

IMG_20220828_141551.jpgIMG_20220828_141650.jpg

出力側はT字の塩ビを使って横から取り出し下方には塩ビを繋いで土台のバーにするつもりだった(ベランダの手すりに付けるつもりが合わなくて現状は断念)

最終的に1800㎜程となる(現在は簡易設置)

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改良後のnanoVNA計測

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今度はSWRが1110MHzで1.06なので上側にずれたようだ

ADS-B受信結果

dump1090にて受信範囲が広がったことは認識

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今回はRTL1090V2でも試してみた

SS20220828_003.png

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関空は無理だったが,松山は範囲に入り広島,山口まで受信可能になったようだ

ただし打ち上げ角が低くなった分,四国山脈が近いため(目の前が1000超えの山だし)南側の高知は厳しい → 北方へ傾けるか別のアンテナを併用かな

更なる改良
  • アンテナ直下に受信サーバを設置 → アンテナから受信器までの距離が長く1090MHzだとケーブルのゲインダウンが大きいと考えられる
  • アンテナの傾きを調整
  • BPF,LNAの導入

NOAAの件が止まっていることもあり,実装しそうなのはNOAAと併用できそうな受信サーバの設置位かな

Aliexpressから届くのが早かった件

早く届いて悪いって事はないのだけど,3Wは掛かると思っていたのに1Wで到着したので驚いた(8/22夜に注文して8/28朝に届いた)

もう1つ「あれ!」って思ったのが配送業者で,大体は日本郵便(まとめた場合は別)なのが今回はクロネコヤマトだった

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上のシールを剥がしてみると「CN-JP-YMT」の文字が・・・これはの中華~日本~クロネコヤマトという意味だろうと思うが専用便?(ググってみたが不明)

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商品は以下のSDR用ドングルで前に購入して優秀な製品だったのでバックアップ用にもう1個購入

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¥2,342のところ,なんと割引で¥1,502(安い!)→2個目は割引なかったので1個にした

中身は変わってないだろうか観てみる(問題なし)

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動作も問題なかったのでAliexpressにはOkを出した(最近日本語化が進んで判り易くなっている)

ADS-B受信用コーリニアアンテナを作る

ADS-B受信用(1090MHz)アンテナを作成,GPで十分かと思うのだけどコーリニアアンテナにした

主材料となる同軸ケーブルは日本アンテナ「S4CFB」を使用

コーリニアアンテナの構成は,

先端:{位相結合部(1/4λ)}+{エレメント(1/2λ)× n}+{位相結合部(1/4λ)・スタブ}+ {同軸}:受信機

となる

日本アンテナ「S4CFB」の波長短縮率は80%なので,

位相結合部:55㎜(1/4λ)× 2本

エレメント:110㎜(1/2λ)× 6本(全体サイズを1000㎜以内とするため6エレメントとした)

スタブ:100㎜ × 1本(調整はできたのだが取付が大変だったので最終的に削除した)

※)λ = 300 ÷ 1090 × 0.8(含む波長短縮率)

同軸ケーブル加工

網線の半田付けが困難なので同軸同時の差し込み方法を使う → 参考元

半田付けしないと同軸ケーブルの長さ調整が楽になるというメリットがある(半田による波長短縮も無くなるかと)

(もし半田付けするなら(同軸の種類によるが)網線の部分を銅線で加工すると良いか)

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差し込みなので被覆部分が55㎜もしくは110㎜になるように加工すれば良い

同軸専用のカッターがあれば確実だけどカッターナイフでも難しいものではない

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①網線まで確実にカッターで切り取り除く

②中芯線までカッターを入れても中芯線の被覆(発泡ポリエチレン)を取るのは困難(中心線を傷付けることにもなる)

③なので線方向にカッターを入れ中心線を削り出すようにすると良い

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組み立て

加工した同軸ケーブルを互いに差し込んで繋いで導通確認(差し込みの際の絶縁ビニールは無しで行った)

全てを繋いで導通確認できたら先端を導通させる

繋いだ部分は熱圧縮チューブで固定

IMG_20220821_151839.jpg

これを防水のためφ15㎜パイプに挿入(見栄えの良いパイプを採用)

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先端を塞ぐのに鉄パイプのφ16キャップを利用,ビニールテープで巻いて隙間を詰めた

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時間が押していたのでNanoVNAでの確認は省略(後回し)して簡易設置して受信確認

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受信実施

RTL2832を使いdump1090を動作させると・・・嘘だろ!って感じでみるみると受信

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専用アンテナの効果が絶大なのを改めて実感

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しばらく観て,大体120km範囲は受信できていそうだ(ローケーションは北の方が良いはず)

SS20220821_004.png

尚,この環境でも「RSP1クローン」は全く受信不可だった

SS20220821_005.png

動作させているソフトウェアが問題なのかな?(クローンなんで文句は言えないけど)

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