ddclient
ダイナミックDNSとしてMyDNSを利用している
これまでDNSの更新を別のPCでやっていたがddclientを使って更新することにした
ただしddclientはMyDNSに対応していないので修正が必要となる(先にFetchmailも試してみたがIP変更時の即時通知を作らなければならないので既に機能としてあるddclientと変更量を比較)
まずは先駆者がいないかチェックすると、そのまんまの記事とそれを参考にした記事があり、さっそく利用させていただくことにした
手順は以下のとおり
①ddclientのインストール
Debianにはddclientのパッケージがあるのでインストールする(最新を持ってきてインストールしても構わないが)
# apt-get install ddclient
セットアップ画面が出てくるが、後でconfigファイルを編集するので適当に入力しておく
[Choose dynamic DNS service provider]
other
[Your DynDNS fully qualified domain names]
取得したドメイン名
[Username for dynamic DNS service]
ユーザ名
[Password for dynamic DNS service]
パスワード
[Interface used for dynamic DNS service]
適当
[Run ddclient on ppp connect]
No
[Run ddclient as daemon?]
Yes
[ddclient update interval]
1h
こんな感じだったかな
②デーモン停止
このまま更新しにいくと迷惑がかかるので停止する
# /etc/init.d/ddclient stop
③修正
関連するファイルを修正
/usr/sbin/ddclient
本体はpealで書かれているのでそのまんまの記事を参考にMyDNS分を追加
/etc/ddclient.conf
設定ファイルをそのまんまの記事を参考にして修正
MyDNSでは7日内に最低1回のIP通知が必要なので、
max-interval=7d
の、強制更新を入れておく
/etc/default/ddclient
には、設定ファイルの一部でデーモン起動とか更新間隔などDebianのシステム系設定がまとめられている
ddclientパッケージの更新があると消えてしまいますのでバックアップしておくのが良い
④試験
デバッグモードで確認
# ddclient -daemon=0 -debug -verbose -noquiet
問題なさそうなら、MyDNSにloginしてlogを確認
正しく更新されているようならデーモン起動
# /etc/init.d/ddclient start
更に1日後~7日後に異常はないかMyDNSのlogを確認しておくこと
syslogはデフォルトでONになっているのでsyslogでddclientの動作確認もできる
追記(2010.05.14)
・ddclient version 3.6.7 で実施