新しいWebサーバの検討
- 2017/03/31 20:33
- カテゴリー:Raspberry Pi, PC
Webサーバ兼ホームサーバを玄箱からCubieboardに切り替えてから約2年経過となる(ちなみに玄箱はホームサーバとして継続して稼働している)
24H運転でリスタートは数回行ったが電源を切ることはない運用で,これまで異常もなく動作しており,おそらくこのまま数年は持つのではないかとは思っている
しかしなんらかの異常が発生した場合,現状では玄箱をバックアップシステムとして稼働させながら復旧していく手段しか持ち合わせていないので,もっと良いバックアップシステムを準備することが必要・・・だなと思いながら2年経過した
そこで思い切って「新しいWebサーバの検討」を行うことにした
何故ワンボードマイコンにしたか
当初は玄箱からATOM系のx86に移行しようとして検討,システムの構築まで行ったが電源部に難ありで実運用に待ったを掛けた経緯がある
再検討し考察の結果
- 単一5V電源のため電源部が単純(自作で対処可能な電源部)
- 消費電力が少ない,UPSも簡単に設計可能で容量も少なくて済む
- 発熱が少ないので放熱対策で困らない,ケース作製も安易となる
- カードサイズのため設置スペースを必要としない(更に軽量でもある)
- I/Fが判り良いため自身で追加ハードを組み込み可能
である,世間では「シングルボードコンピュータ」というワンボードマイコンにした
当然のことながら,Web公開を主に性能的に問題はないボードを選択することになる
また,ワンボードマイコンだとハード構成がシンプルなため壊れにくいのではないかというのも理由にある
前回Cubieboardを選択した理由
玄箱から「Cubieboard」にした理由は,当時「Raspberry Pi」が第一候補だったのだが入手が困難だったのとHDDがUSB経由だったためである(実際ラズパイを使おうとラズパイマガジンを購入して読みふけった)
ラズパイが困難で手に入りそうなワンボードマイコンを探したところ,SATAがあってOSの提供(Debianだし)までされている「Cubieboard」を選択することになったわけだ(ラズパイが数年後にどうなっているか判らないしね)
新サーバのハードウェアは
次もワンボードでいく訳だがバックアップシステムとしてまずは決定する
単純に「Cubieboard」をもう1枚準備すれば異常があった場合は交換するだけで復旧できる訳だが,いまだに「Cubieboard」は古いハードも値引きされず新しいハードを含めワンボードマイコンとしては割高,そして同じハードだとつまらないので候補から外す
「Banana Pi」はSATAがあり「Cubieboard」に良く似ているラズパイを意識したワンボードマイコンで,ラズパイより性能は上だが少々割高(ただし旧ハードが値引きされてはいる)なのとOSの提供が怪しげで情報が少ないのが欠点でやはり候補から外す
「Orenge Pi」というのがあってハードのバリエーションが多く,SATAがあるハードや¥500程度なのにLANが利用できるラズパイZEROを意識したハードもあり,中華では頑張っているようで魅力はあるのだけど日本に代理店もなく直接購入しかないため割高になり情報も少ないので現状では手を出しにくい
検討の結果,現状では手に入り易く情報も多くハードが無難にまとまっている「Raspberry Pi」を入手して検証することにした(現状のラズパイだとUSB接続のHDDからもBoot可能らしい)
今後の展開として
まずは「Raspberry Pi」を使用してのサーバ構築を行い検証する
現状のサーバ「Cubieboard」は回復できないハード異常が発生するまで運用予定となる(ラズパイが優秀なら入れ替えるかも)
基本的に「Raspberry Pi」はバックアップサーバとしていつでも稼働できるようにを置いておくが,普段はサーバ以外の目的で利用できれば良いかなと考えている