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カテゴリー「アンテナ」の検索結果は以下のとおりです。

フェライトバーもどきを作ろうとして失敗

中波AMラジオのバーアンテナを大きくしたいのだが安価に売っているところが無い

壊れ物なので悩んで結局AliExpressで注文したが(旧正月も近いせいもあり)到着までしばらく掛かるようだ

そこで代用品は無いものかとフェライトについて調べてみると,これはかなり難しいことが判った

だが材質と特徴からもどきは作れるかもしれないと思い挑戦することに

(材質)

酸化鉄を主成分にコバルトやニッケル,マンガンなどを混合焼結した磁性体

原料を1,000~1,400℃の高温で焼き固めて製造しセラミック化

(特徴)

バーアンテナであるフェライトバーはソフトフェライト(磁界に触れると磁石になり、磁界を取り去ると元に戻り磁気が無くなる)

磁力は強いが導体ではなく電気抵抗は大きい(電気を通しにくい)

試案

原料をみて思ったのが,これって使い捨てカイロの材料に近くないかってこと(前々から使用済使い捨てカイロの使い道を模索していたので)

磁力は強いが導体にしてはならないので磁性体を散りばめるようにすれば良いのでは

セラミックにすることはできないのでセメントで固めてみるか(ノリは混ぜにくいから)

材料

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使い捨てカイロの材料

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作製

①厚手の模造紙で筒を作る(コイル巻き用に購入していたパイプを利用)

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②片方を塞ぐ

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③使い捨てカイロとセメントを皿に取り出す(1:1)

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④筒の量より少なかったので使い捨てカイロを倍にして混ぜる(2:1)

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⑤給水して更に混ぜる

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⑥筒に押し込み乾燥

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結果

1日置いて固まったようにみえたので模造紙を外そうとしたら砕けてしまった(固まってはいたが柔かった)

エナメル線を巻いてQを確認するとことまでいかなかったので失敗である

模造紙で包んだで状態では既存ラジオのバーアンテナに近づけると感度が(少しだけど)上がったのでもしかしてって思ったのだが残念である

硬化が弱かったのは使用したセメントがセメントというよりモルタルだったため(余分な砂があったのか)ちょっと悔しいので再度セメントを調達して挑戦してみたい

模造紙を包んだまま使う手もあるかな

このぐらいの愚かな挑戦も良いだろう

ガルバニックアイソレータを作る

コモンモードのノイズを抑えるということでガルバニックアイソレータを作製してみた

主材料は秋月で購入しておいたトロイダルコア

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φ0.55のポリウレタン線を5:5でキャンセル巻きにした(バイファイラ巻きでも良いらしい)

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ケースを3Dプリンタで印刷

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今回は蓋の取り付けにM3ビスとインサートナットを使う

インサートナットは半田こてで突き刺して温めながらφ5㎜で造形した穴へ嵌め込んだ(普通のナットでも可能)

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入出力はFコネクタだがケース用のオスが無いので同軸用のオスFコネクタで代用

ケースに固定するため補助パーツを3Dプリンタで印刷して付けた

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M3ビスで止めて完成

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NanoVNAで特性を見てみると100MHzあたりで同調ポイントがあるようだ

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アナログラジオで使用してみたが効果は判らなかった(SDRで効果が判るかな?)

(試行中)

  • FMはノイズが減った(出力側をアースすると更に減る)
  • NOAAは受信できなくなる

BCL用アンテナ

少し前に作製したHF用のBCLアンテナをNanoVNAでチェックしてみたところ,25m(11600kHz - 12100kHz)で合わせたのに19MHzに同調していた

やはりエレメントを短縮コイル化すると,その分計算して作らないと駄目なようだ

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宅内でHF受信が困難なため外部アンテナにして汎用になれば良いし,半波長で9MHzなのでこれでも良いのだけどもう少し同調周波数を下げておきたいので少しエレメントを延ばすことにした

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結果,15MHz辺りに同調するようになった(中心としては良し)

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QFHアンテナの根元に東西指向で設置した

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必要に応じてマグネチック・ループアンテナとか良さそうなので作り直そうかと思う

NanoVNAを購入してアンテナのチェック

先にQFHアンテナを作製する際,アンテナの調整が必要かと思い(本来は高価なディップメーターやアンテナアナライザーが必要な訳だが)なんらかの方法で調整できないものかネットを模索していたところ「NanoVNA」なるものを見つけた

「NanoVNA」は10K以下の価格で購入できアンテナアナライザーとして十分使える物であると無線家の間では高評価を得ている装置ある(まったく認知していなかった)

装置の設計は日本人でオープン化されており,それを中華が製品化しているらしい(中華製なので安価なのか)

Amazonでも売られていいるが,ほとんど中華製ってこともありAliExpressで購入したほうが安いかなと考え,Amazonでも最新と思われる製品を購入した

珍しいことに1Wで届いたのだがやってきたのは売り場ページでの写真のものと違う(ケースが古い)NenoVNAであった

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板ケースなので横が開いている(最新ではボックスのケースになっている)

悔しいのでクレームを入れショップに納得させた上で最低の評価をして(売り場ページ写真の物と異なるので返品は可能だったが)製品は受け取ることにした

Amazonの同等品価格より2K以下だったことと中身がシールド付きのバージョンだったので返品するのが面倒だった

ケース

しかしこのままのケースでは下手するとショートしてしまうのでケースを3Dプリンタで作ることにしてSTLデータはThingiverseにてNanoVNAで検索する

最初PETGで印刷してみたのだが,この手のフレームのようなケースは印刷設定が良くないのか上手くできないようなのでPLAで印刷し直した

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左がPLA,右がPETGでどうしても細かいところに溜まりができ綺麗にできないし反りも入る

そして,この印刷したケースはバッテリーのソケットが邪魔をして使えないため結局はボツ

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バッテリーのソケットが外に曲げられて付けられている

理由は下にある(表面実装)D2(バッテリー残量表示用の接続ダイオード)があるためで,ソケットの位置を真っすぐにしようとしたらD2が取れてしまった

このD2は最初のバージョンではバッテリー残量表示が無かったため回路および基板のパターンはあったが実装されてなかったそうだ(参考

小さい物で取れてどこかへ行ってしまった物はしかたないので手持ちのショットキーバリアを付けて補修した

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ケースもソケットが曲がった位置でも問題ない物があったので再度印刷して取付け

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PLAも特有の垂れがあり削らないと入らない部分もあった

アンテナアナライザー

NanoVNAは対象に高周波を入力して反射係数・伝送係数を測定する測定器なのでアンテナの調整を行うためにはアンテナ用の設定を行う必要がある

NanoVNA User Guide

NanoVNAをアンテナアナライザとして設定する

を,参考にしてアンテナアナライザで使うための設定を行った

トレース0: CH0 REACTANCE 目盛り:25Ω
トレース1: CH0 VSWR 目盛り:0.5
トレース2: CH0 SMITH
トレース3: CH0 RESISTANCE 目盛り:25Ω

手順はリアクタンスが0に近いSWR値,レジスタンスを確認して調整となる

キャリブレーションしておかないと正確な計測ができないため,これからしばらく使いそうな周波数でキャリブレーションしてSaveした(0:1~30MHz,1:70~150MHz)

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QFHアンテナをチェックしてみたところ134MHz付近で同調していたので良しとする

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