フェライトバーもどきを作ろうとして失敗
- 2022/01/23 15:09
- カテゴリー:アンテナ
中波AMラジオのバーアンテナを大きくしたいのだが安価に売っているところが無い
壊れ物なので悩んで結局AliExpressで注文したが(旧正月も近いせいもあり)到着までしばらく掛かるようだ
そこで代用品は無いものかとフェライトについて調べてみると,これはかなり難しいことが判った
だが材質と特徴からもどきは作れるかもしれないと思い挑戦することに
(材質)
酸化鉄を主成分にコバルトやニッケル,マンガンなどを混合焼結した磁性体
原料を1,000~1,400℃の高温で焼き固めて製造しセラミック化
(特徴)
バーアンテナであるフェライトバーはソフトフェライト(磁界に触れると磁石になり、磁界を取り去ると元に戻り磁気が無くなる)
磁力は強いが導体ではなく電気抵抗は大きい(電気を通しにくい)
試案
原料をみて思ったのが,これって使い捨てカイロの材料に近くないかってこと(前々から使用済使い捨てカイロの使い道を模索していたので)
磁力は強いが導体にしてはならないので磁性体を散りばめるようにすれば良いのでは
セラミックにすることはできないのでセメントで固めてみるか(ノリは混ぜにくいから)
材料
使い捨てカイロの材料
作製
①厚手の模造紙で筒を作る(コイル巻き用に購入していたパイプを利用)
②片方を塞ぐ
③使い捨てカイロとセメントを皿に取り出す(1:1)
④筒の量より少なかったので使い捨てカイロを倍にして混ぜる(2:1)
⑤給水して更に混ぜる
⑥筒に押し込み乾燥
結果
1日置いて固まったようにみえたので模造紙を外そうとしたら砕けてしまった(固まってはいたが柔かった)
エナメル線を巻いてQを確認するとことまでいかなかったので失敗である
模造紙で包んだで状態では既存ラジオのバーアンテナに近づけると感度が(少しだけど)上がったのでもしかしてって思ったのだが残念である
硬化が弱かったのは使用したセメントがセメントというよりモルタルだったため(余分な砂があったのか)ちょっと悔しいので再度セメントを調達して挑戦してみたい
模造紙を包んだまま使う手もあるかな
このぐらいの愚かな挑戦も良いだろう