ATS-25を作製する(その2)
- 2024/02/20 19:52
- カテゴリー:ラジオ
オリジナルATS-25のケースを作製
ケース設計
ATS-25を作製しようと思った時から考えていたのがタッチパネルなので縦型にしたほうがUIが良いのではないかいう構想
上側にパネルがあって下側をつまみ類にする縦型だが,底面が狭くなるので基板設置が厳しくなりどうしようか悩んでいた
とりあえず横型でラフスケッチしてみると配置は以下のようになった
これを大まかに実サイズで検証してみると基板2個が180×120㎜位で入る
で,これを2段になるようレイアウト,下段に電源基板上段にメイン基板にして110×120㎜で入りそう(これをスケッチしたのが右図)
高さが必要になるので前面を検証して,6面の板の切り出しサイズを間違えないように確認
ケース加工
ケースの材料は前面アクリルとかも考えたが,DAISOでMDF板が復活したので価格を優先
6㎜MDF板と2.5㎜MDF板を購入して加工
しばらくDAISOでMDF板が無かったのだけど,今回加工した新しいMDF板は昔の物と比べて質が悪い(昔のMDF板を部屋のあちこちで台として使用しているので比べてみた)
ほとんど紙に近いのでカッターでも簡単に切れてしまうしノコを使うより綺麗に切れる(が,ドリルは慎重に少しづつ拡大していかないとボロボロになる)
良いところは木工用ボンドで頑丈に接着できる点であり(結果であるが)今回は全部接着で済ませてしまった
ケースは上下に分けて作製したが組み合わせる方法が・・・MDFが薄すぎて脆く木ネジで止めれない(昔のMDFなら可能→ホームセンターのMDFでも可能だけど価格が3~4倍)
横からか底からなど悩んが挙句,3Dプリンタでパーツを作って側面からネジ留めにした
いつものように半田こてで付ける
位置合わせが大変だったが上下を組み合わせることに成功
出来ているパーツを付けてみた
MDFケースの塗装は(酷い目にあって自信ないし)昔より脆くて更に危なそうなので行わない
パーツ類
設置するパーツが判っていないとケースはできないので次の物を予定して設計
(電源SWとVR)
拙者は電源SWは背面と決めているのだけど,前面中央にロータリーエンコーダーが設置され,その左右のバランスとして何もないので前面にした
(RF端子)
FMがFコネ,HFにBNCを予定
(アンプ)
LM386ボードを使用
(スピーカー)
100㎜スピーカーを準備していたのだけど,サイズ的にDAISOスピーカーにした(内蔵はモノラル)
スピーカーカバーはいつものプランターのネットを加工
(外部AF端子)
外部はステレオ対応
電源基板
電源はACアダプタによる供給でも十分だけど,単体で動作およびノイズ軽減のためバッテリを搭載する
バッテリは¥500モバイルバッテリを流用するため分解して取り出した
充電にはモバイルバッテリの基板を流用して3.3Vを三端子レギュレーターで作るため電源基板を下段に設置
取出したモバイルバッテリの基板からは必要のないUSB-A端子を取り除く
3.3Vにはドロップ電圧の少ないNJM2884Uを使用(表面実装チップを既に変換基板にしてある)
※)久々に使ったので回路設定を間違えて正常に出力できず壊れたものと判断してしまい1個無駄にしてしまった(悲)
必要電力は試行時に計測しており,5Vにて80mA~100mA(アンプ別)だったので3.3V500mAあれば十分足りるだろう
5V出力もアンプ用で必要なるかもしれないので出しておいた(DCDCなのでなるべくなら使いたくないが)
尚,5VのDCDCは負荷が無いと動作しないようだ
メイン基板
ケーブル類も全部作ってあるので,残りはメイン基板となり現在配線中
中波(AM放送)に関して
2月1日から(新居浜の)南海放送の出力ダウンだけど然程感度が変わらなかったが,本日から感度がガクッと落ちたようだ
中波は夜になれば全国で聴くことのできるので,時代なのでしかたないのもあるけどキー局位は愛媛の放送として残して欲しいなと思う