久々に雪が積もった
- 2024/01/24 20:50
- カテゴリー:未分類
愛媛県では,おそらくこの辺りが一番雪が積もらない地域でないかと思うので,前回は(15年程前に積もった記憶はあるが)何年前か覚えていない
積雪は5㎝位かと思われるが午前中は気温が上がらなかったため道路は凍結
午前中の国道11号線は10㎞移動するのに2時間以上も費やす事態となる
日々の生活を好き勝手につづったブログ(My blog is written by inoshita.jp)
愛媛県では,おそらくこの辺りが一番雪が積もらない地域でないかと思うので,前回は(15年程前に積もった記憶はあるが)何年前か覚えていない
積雪は5㎝位かと思われるが午前中は気温が上がらなかったため道路は凍結
午前中の国道11号線は10㎞移動するのに2時間以上も費やす事態となる
この前作成したアンテナカプラーがよろしくないので改修
①コイルの巻き直し
設置のし易さなどからコアは大きい方が良いかと思ってφ40㎜にしたが大きすぎて後から扱いにくいことが判ったのでφ26㎜で作り直し
またインダクタンスががもう少し欲しかったので巻けるだけ巻いてみた
※)アンテナとして使うならコアは大きい方が良いとのこと(大きいとノイズも受け易い?)
②RFアンプの回路位置変更
アンプはカプラーの後段階にしていたが,前後を試してみると前段階の方が良い結果だったので変更
③回路の修正
スルー回路にバリコンが入っていたので回路を見直し
④中波用のコイル(330μH)を変更
①~③を対応してnanoVNAにて周波数範囲を実測してみると330μHのインダクタに問題あったのでマイクロインダクタに変更
(修正前)
(修正後)
当初,中波用の330μH(実際は260μH)では容量不足だったのでコイルに直列にしてみたら周波数範囲が421~1000kHzで下がり過ぎた
修正版ではコイルの最大56μHに147μHを直列追加して約200μHにしている
10MHz以上では然程効果が見られないようなので表のピンク部の5回路を切替(もう1つはスルー)
実測するとトロイダルコアではゲインが下がりすぎ(421kHz:-11dB~1000kHz:-25dB)
またコイル同士が干渉し合ってるのか他の周波数に切り替えてもゲインがダウンしていた
そこでマイクロインダクターにしてみたら良好となったので交換(Qも良さそう)
自作したコイルに100μH+47μHを直列に入れて約200μHに調整
回路が減ったため線が少なくなり中身がシンプルになった
こうなるとケースもコンパクトにしたくなる
今回は先ずはロングワイヤーで確認
スルーでも中波が良く聞こえたのには驚き, カプラーを中波の切り替えで南海放送1116kHzに合わせるとS4→S6となり効果ありが判る
短波ではラジオNIKKEI(6055kHz)を選局しても全く聞こえないのが,カプラーを合わせるとS4で十分聞こえるようになり,こちらも効果ありと判り満足
ループアンテナは7000kHzに合わせてあるためか,中波は受信不可,短波のラジオNIKKEIは僅かに聞こえる程度であった
各バンド対応しようと考えていて対応してないので,とりあえず同調用コンデンサを外して直結にした(2024.1.25)
下の写真は撮るのを忘れていたので合成
まだ受信は試していない
(2024.1.26)
直接の接続では7MHzのアマ無線の受信が困難となり,カプラーでマッチングさせるとラジオNIKKEIを含め受信可能となる
ロングワイヤーに比べると設置場所の違いのためかループアンテナの方が感度は良い
どうやらループアンテナはループ部で同調させてこそ効果を発揮するようだ
5年後(2028年秋)予定で日本における中波(MW)の放送が無くなるのは残念な事である
ラジオは拙者にとって人生に大きくかかわる物であったことは確かで似たような方もおられるではないかと思う
実際は復調しやすいAMという放送が消え去るわけでないが,ローカルで受信しやすいMWによるAM放送が消えていくことになるため,ラジオを作っても受信確認が難しくなるってことになる
大したことは無いようにみえて機器を製作して楽しむきっかけが薄れることは電子技術者が生まれにくくなることに繋がらないだろうか心配である
拙者は小学生時,学研の科学を購入していて,小5年(小4年の終わりかも)と小6年の時に付録としてダイオードラジオがあり最初に聞こえたラジオ音声に感激したことを覚えている
その後BCLの道に嵌ったが高価なラジオを手に入れることができなったこともあり「初歩のラジオ」「ラジオの制作」など読みながら,またラジオキットを購入していろんなラジオを作ってみたことがあった
しかし当時は技術的に未熟であったため完成度は低かった
現在でも大して変わらないが(老後の楽しみとして)なるべくいろんなラジオを作ってみようかと思う
記憶ではこんな感じの付録
アルミ(ブリキかも)板を合わせたバリコンで板にはビニールが付いていた(拙者は剥がしてしまったので同調が取りにくかった)
アンテナはエナメル線,アースは釘を繋げて雨どいの流れ落ちるところに埋めた
それまでレコードは聞いていたが,ラジオは初めて聞いたのではないかと思う(今だにその場面を脳裏に浮かぶ)
この付録,実は必要なエナメル線が入ってなく,しかたなしにモーターのエナメル線を取り出して使った(中華がどうのこうのいう人もいるが,この頃の日本も酷いもので部品が足りないとメーカーに問い合わせても「そんなはずはない!良く確かめろ!」と突っぱねられるのが常だった)
尚,付録は固いプラスチック(今だと安いプラって感じの物)で直ぐに割れて使い物にならなくなった
最初の物とは異なり実用的なデザインであった
同調はコイル部分の中にフェライトを出し入れするμ同調となっていて前のより感度が良かった気がする(上下移動で位置確保が困難だったけどチューニングはあいまいで良かった)
最初程の感動はなかったが,付録より読み物の方にあった世界の日本語放送の紹介がきっかけとなり,クラスで同様に興味を持った友達とともにBCLが始まることになる
小4,5年時は1人で楽しんでいたところが,小6では仲間ができ情報交換が始まったわけである
楽しかった昔を思い出しながら懐かしんでダイオードラジオを試してみることにした
しかし肝心のクリスタルイヤフォンが無いのだ
購入すればまだ代用品はあるのだけど,そこまでやることもないのでここは諦めてスピーカーで鳴らしてみる(まあいいだろう)
アンテナ兼同調回路は中波用に作ってあるループアンテナを使う
出力はスピーカーで5Wの出力はあるのだけど聞こえるのは虫の声くらい
まあとりあえず聞こえたので良かったかな
但し電波強度が良くないせいかアース接続が無いと厳しかった
いまさらながら(受信専用)アンテナカプラーを作った・・・というのもロングワイヤーアンテナも設置しているが,ほとんどモノバンドアンテナを使っているからである
実はYouTubeで宮甚商店さんのアンテナカプラーの制作を観たことで,本来はアンテナ直下に置きたいRFアンプを室内でRFアンプを使っていて,そのRFアンプの入れ物を作るついでにアンテナカプラーを追加しようと考えた訳である
なので作製にはミズホ通信のAT-2000等を参考にさせてもらった(ミズホ通信・・・資料室)
先ずは適当な設計図(別途Excelでコイルのインダクタンス計算)と
材料をかき集めた
構成はπC型でコイルは6接点ロータリーSWで6回路にする
MW用に1回路とスルーに1回路を使うことにしたので残り4回路をSW用にして,(2~4・4~7・7~10・10~)MHz位を目安にコイルを巻く
40㎜の塩ビ管を使用,0.55㎜のエナメル線で27巻きとなりタップ位置は13・5・2巻時になる(後で必要なタップを選択するので適当に多くタップを作っておく)
WM用には330μHのトロイダルコイルを使用(140巻きは辛いからやらなかった)
ケースは底と上蓋をダイソーの木材で作り前後を1.5㎜厚のアルミを使う(150㎜×150㎜を半分に切れば丁度良いサイズになった)
ポリバリコンやSW,端子類の配置を決め穴あけ,前面は黒塗装してみた
底板(内側)にもダイソーのアルミ板を貼る
前面を取り付ける前に中身を配線しておく
コイルへの配線は(どのタップに接続するか)調整しながら行うので最後となる
TinySAのSG機能でAMを発振してラジオで周波数範囲の受信確認
nanoVNAで周波数特性を評価して確認
RFアンプは30dB程のゲインがあるのでアットネーターを接続したいところを電圧調整でゲインを下げることにし,アンプの電流値から500ΩのVRを使い分圧して6V~12Vになるようにした
DCDCを使わないのはノイズが載らないようにするため(だったが,どうやらアンプ部をシールドしないと駄目なようだ)
何かと便利な3Dプリンタで2つのパーツを作製
ロングワイヤー接続用のバナナソケット端子が絶縁させてなかったので絶縁ナットを作製
アルミパイルでポリバリコンの延長バーを作ろうとしたがが上手くできなかった
結局は3Dプリンタでつまみを作製
(前面から:つまみは後に変更)
(後面から)
前面をつや消し黒塗装,板はけやきチークニスで塗装,古臭さが出て良い感じである
アンテナカプラーとしては効果がないので改良を検討中