昇圧型100均ライトの分解&改造
いろんな携帯サイズの100均ライトがあり使ってみたが,やはり電池一本で使える(昇圧回路を内蔵している)100均ライトが良い
理由として,
- 携帯サイズといってもでミニサイズになると水銀電池となりバッテリコスト高なので単3~4型使用が望ましい
- 単4×3本式はライトが長いか太くなり,消費電流が大きいためか使用時間が比較的短い(ただし明るいとは思う)
- 単4×3本式を充電池使用に改造(電流制限抵抗を替える)によりバッテリコストが下がるが交換用の単4×3本は携帯性が悪い
等のため,単三1本で使えるライトは充電池も使えるし携帯性も良く優秀である
しかし単三1本でも十分な(高価な)ライトと比べ100均ライトは光度が足りなく暗い感じがする
そこで少しは使い物になるような明るさに100均パーツで改造することに挑戦した(しかも時間ないので1日でやる)
エントリ(単3昇圧型100均ライト)
3種類持っていた(左からABCとしておく)
明るさを比べてみる(左からBACの順)
明るさは,A=C<B位かなと思う
分解&特徴
①Aライト
100均としては部品点数が多い(ビスが6個もあるし100円で作れるのかこれ?)
先が延び縮みしてランタンのようにもなる
ON・OFFはグリップを回すタイプなので使い難い
②Bライト
3種の中では(かなり)明るいライト
ON・OFFにスライドスイッチを使っていてSWの劣化が少ない
パーツ取りに優れている(SW,電池BOX,パワーLEDと昇圧パーツ)
③Cライト
非常にコンパクト(胸ポケットでも邪魔にならない)で全体の質感が良い
押しボタンSWがそこそこ使える(100均ライトの押しボタンSWは直ぐに不良になるものが多い)
パワーLEDが青っぽく暗い
尚,ストラップは付属していない(別のライトのパーツを流用した)
消費電流
単三側の消費電流を比べてみたら,一番明るいBの消費電流が少なかった(90mA)
LED比較
発光部のサイズはA<BCだがBのほうが圧倒的に明るい
改造
コンパクトで使い勝手が良いCのボディに明るいBのLEDを移植する
上のBの基板を,下のCの光源ホルダに入るようにするため,基板から部品を外し裏側で空中配線気味に取り付け
基板の左右をホルダに入るように削る
LEDの直径が大きくなって元々付いていたレフレクタが入らないので同じく削った結果,ライトの先までの距離が縮まりバッテリの+接点が届かなくなった(つまりライトの先方へ移動した)
そこで+接点部に他の100均ライト解体から回収したスプリングを加工して付けた
結果
一応は明るくなったが集光が悪く完璧とはいえない
上手く集光できそうなレンズが100均ライト解体から回収した中にあるが口径差のため削る必要がある(丸く削るのは簡単にはできないため本日は断念)
+接点のスプリング採用によりバッテリの接触が良くなかったのが改善された