ダイソー300円スピーカーの再改造
前回行ったダイソー300円スピーカーの改造はいまいちだったので再挑戦
情報収集
ダイソースピーカーには新旧版があるとのことだが拙者が購入した4セット(内1セットは失敗のためジャンク品)は全て同じのようだ
箱のラベルは2種
基板は同じEST-8002AC,エンクロージャーも変わりなかった
低音を制限しているという入力のカップリングコンデンサを計測してみると
約0.1μFのようだ
次段の抵抗は682(6.8KΩ)だった
CRは直列(こちらに詳しく公開されていた)
ノーマルエンクロージャーのまま改造
先に元々のエンクロージャーに手を加え改造したが低音が出ないので(スーパーウーファーは無いけど)BOSE501の真似でもしようかと思い低音強化として2台構成(左右で4個使用)にすることを思い立った(拙者はBOSE301MMを4台所有していたのもあるし901のようにするものあったが・・・そこまでは)
良いスピーカーユニットではあるがインピーダンスが6Ωなので並列の3Ωはちょっと駆動が辛い
直列という手もあるが,ここはアンプとスピーカーを2セット構成という方法にした
つまり1セットを低音専用としてもう1セットを高音専用とする
調整の結果,最終的に低音は先に紹介したサイトのNF型バスブースト回路を1セットに採用し,もう1セットはノーマル状態とし2つのアンプを統合
カップリングコンデンサは4.7μFのケミコンを並列接続(注意:極性は入力側がマイナス)
NF型バスブースト回路はC=0.1μF,R=5.6KΩにした
電源入力には1000μFを追加
スピーカー部は1セット追加で改造
2回目なので綺麗に仕上がった
501の様に2ユニットを構成(ちゃんと傾きを変化可能,横置きも対応)
こちらは最終的にPC用にした
電源がUSB(Max.500mA)のため不安となるので計測した結果2アンプでも常用音量では問題なし
最高音量にすると0.8Aまで上がるので注意が必要
エンクロージャー作製版
最初に作製したエンクロージャーは利用するにはサイズが大きかった
木材加工をしなかったというか手を抜いたのが問題だった訳で,今回は加工して利用するのに最適なサイズにすることにした
そのためにまずは丸鋸で正確に切断できるツール(丸鋸ガイド)を作製
かなり前から作っておこうと思ってやらなかった・・・で,今回作製して思うに,凄く便利!(早く作っておけば良かったって本気で思う)
大幅に横サイズを縮小(実際は-25mmだがかなり違う)
そしてペイントをJBLのMM風にしてみた
JBLの蒼は独特なので真似はできないけど光の加減によっては意外と綺麗に観える
視聴
音の違いをSONY DCR-PC150Kで録音(16ビット48kHzのつもりが,設定ミスで12ビット32kHz)
AAC192Kbpsで公開(音量に注意,再生は排他ではない)
使用音源は「赤いドレスの女」(甘茶の音楽工房)
ノーマル | 改造SP + YDA138 | 最初の作製エンクロージャー + YDA138 |
改造SP + ノーマルアンプ | 改造SP + 低音強化アンプ | 改造SP2セット + ノーマルと低音強化アンプ |
新エンクロージャ + ノーマルアンプ | 新エンクロージャ + 低音強化アンプ | 新エンクロージャ + YDA138 |
結論はエンクロージャー作製版が一番良い音を奏でているようで,いい加減でもエンクロージャーによる低音効果が大きいと感じられる
おそらくスピーカーユニットが優秀なんだろう