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2021年02月の記事は以下のとおりです。

ステンレス板ビルドシートの改良

先日,ステンレス版をビルドシートにして試用してみたところ,なかなか使えることが判明した

しかし強度を補うため(ステンレス版と)貼り合わせたポリカーボネート板との間に隙間があり熱で膨張し一部が膨らんでしまった

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原因は接着剤で貼ったためであり今度は両面テープで貼り合わせることにする

両面テープは1枚物が良いのだがダイソーに良さそうなテープ(素材がポリプロピレン)があったので使う

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先ずは接着剤で貼り合わせたステンレス版とポリカーボネート板を剥がしてアセトンで綺麗にする

が,ポリカーボネートはアセトンで溶けてしまったので新しいのを切り出した

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接着剤が取れてピカピカになったステンレス版に両面テープを並べて貼る

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慎重にステンレス版とポリカーボネート板を合わせて完成(表と裏)

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裏にしても使えそうである(試用は後日)

また,ゴム素材もビルドシートで試してみようと硬度のあるカッターマットを(ダイソー品だけど)購入

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こちらも合わせて後日試用してみる予定

ミニスタービーの造形にクリアランスとOctoPrint

短いドライバーは持っているのだけど,更に狭い場所で使える以下のミニスタービーを購入しようと思っていたが3Dプリンターで造形できそうなので作ることにした

Product_02.jpg

 

早速FreeCADで作り印刷したが六角軸のサイズ(6.35㎜)が合わない

40㎜の円穴で0.4㎜のクリアランスを出しており穴の水平展開で指定していたが造形された六角軸のサイズが大きすぎる結果となった

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サイズ応じて変えないと駄目なのかと仕方なく再度クリアランスを行う

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これが何度も印刷する羽目となり,なんとか0.25㎜で6.4㎜となることが判り完成

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キツメにするなら0.23㎜の設定で良さそうだが穴のクリアランスは今後も苦労しそうである

OctoPrint

今回は何度もmSDカードに書き込むのを繰り返しそうなので,空いているラズパイ3にセットアップしてあったOctoPrintを使った

OctoPrintについては参考になるサイトが多いのでググってみれば良い

例えば以下のとおり

カメラはUSB接続のUVC対応のウェブカメラを使用(Nano Pi NEOで試用

Curaから直接接続してOctoPrintへ送り込めるようにした

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今回はカメラを上部のフレームに載せた

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特に問題なくOctoPrintから操作できたが,本体側で緊急停止してもOctoPrintの印刷が停止しないのが残念

ステンレス板をビルドシートにしてみる

3Dプリンターで失敗印刷のほとんどが造形時ビルドシートから剥がれる事であるが剥がれ難いビルドシートとしてガラスが良いらしい

そこでガラスを使ってみたいが近接センサーの問題もあり簡単にはいかないのと,XY-2 Proのビルドシートが劣化した時ために簡単に手に入る素材を探ってみることにした

まずは(ガラスの様に)硬度があって表面がテカテカということでステンレス板で挑戦

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加工できそうな薄い0.3㎜厚225x300㎜のステンレス板を選択(上手くいけば0.1㎜のノリ付きを使う)

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0.3㎜あれば強度があるのでそのままでも使えるが255x255㎜のベースを作ることにした

ベースはホームセンターで探したところ耐熱からポリプロピレン(PP)を選択

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結果を先に言うとポリプロピレンは失敗

認識不足だったのだけど,ポリプロピレンの耐熱温度は100~140℃だがプラスチックには熱変形温度があり69~77℃で変形してしまう

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ポリプロピレンを255x255㎜でカットしステンレスを貼り付けてサイズを合わせ,早速試行してみたが印刷前にあっさり終わってしまった

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標準で付いているベースはグラスファイバー(充填したPPかも)らしく高価すぎて手に入れられない

そこで諦めず,耐熱温度120℃~130℃,熱変形温度129~140℃のポリカーボネート(PC)を使うことにした

ポリカーボネートは近場のホームセンター(ダイキ,コーナン)には売っていないのでAmazonで探し注文

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台湾製(何故か日本製で1㎜厚が無い)で1週程掛かるとのことだったが在庫ありとのことで3日で着いた

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255x255㎜でカットするところをカットしたステンレス板に合わせてしまい225x255㎜になってしまった(しかない)

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鏡のようにテカっているが,このままでは定着しないのでケープでザラザラ面にして印刷

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フィラメントはPETGを使用

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終了した造形物は簡単に取れた

添付のビルドシートでの印刷結果と比べてみる(左:添付のシート,右:ステンレス板)

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ビルドシート面がザラザラからツルツルになった

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反りが無くなった

結果

ビルドシートとしては使い物になりそうだが,ステンレス板が近接センサーに反応するためかZ軸の調整が高い位置で行われる

そのためなのかZオフセットの調整を紙1枚分で行うと印刷ではビルドシートに近すぎてフィラメントが送れず失敗する(近接センサーを変更しないと駄目か?)

また熱でステンレス板かポリカーボネートが中央付近で僅かに浮いてしまうことがあるようだ(接着剤で付けたせいかも?)

ラズパイ4で「Raspberry Pi OS」が起動しない

先日,RetroPie4.7.1を試したが起動しなかった

状況としては

  • 電源ONで赤LEDが点灯,緑LEDが暫く点滅した後,いくら(5分位)待っても画面に何も表示されない
  • 電源の問題はなくmSDをアクセスしているのでIPLは動作している
  • mSDのパーティションを確認しても変化していないのでbootの途中で停止していると考えられる
  • 1年前にマニュアルインストールで構築したレトロパイmSDは起動する

少し色々と考えられることをやってみた結果

  • mSDカードの問題かと他のメーカーのカードでも試したが不可
  • config.txtを編集してHDMI出力を指定したが不可でセーフモードにしたが不可
  • 最新の「Raspberry Pi OS」(2021-01-11-raspios-buster-armhf-lite)で起動したが不可(ラズパイ用のOS名が「Raspbian」から「Raspberry Pi OS」になったようだ)

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そこで1年前のRaspbian(2020-02-05-raspbian-buster-lite)をセットアップして試してみたところ正常動作した

そしてアップグレード後も問題なく動作したので,去年の11月あたりから提供されているラズパイ4対応版の「Raspberry Pi OS」が動作しないのではないかということになる(当然ながら利用しているRetroPi4も動作しない)

$ cat /proc/version
Linux version 5.10.11-v7l+ (dom@buildbot) (arm-linux-gnueabihf-gcc-8 (Ubuntu/Linaro 8.4.0-3ubuntu1) 8.4.0, GNU ld (GNU Binutils for Ubuntu) 2.34) #1399 SMP Thu Jan 28 12:09:48 GMT 2021
$ cat /etc/debian_version
10.7
$

しかし,最新OSに関して特に問題があるという情報がネットで流れていないので,もしかすると拙者が持っているラズパイ4は何らかのハードが異なり起動しないのかもしれない

最近のOSバージョンではラズパイ4だけでなくラズパイ400も対応になっているので,boot時のハード切り分けに問題があるのではないかと考えてしまう

結局,アップグレードした「Raspberry Pi OS」を使いレトロパイをマニュアルインストールして最新版のエミュレータを動作させた

尚,音は問題なく出たので操作する必要はない

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